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よくある質問とお答え
ご相談にお答えします 質問の内容については、本人の特定がなされないよう、
性別や年齢、職業などに加工を加えております。
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ご質問
 80歳代になる母は、味野医院で反復性うつ病性障害と診断されて、治療を受けており、良い時期には断薬して、これまでずっと元気で一人で生活してくれていました。高齢者であるにもかかわらず「婦人会」の世話役をやり、家事はきっちりこなして過ごしていました。今回久々に母を訪ねたところ、げっそり老け込んだ顔つきで、以前のうつ病治療を受けた時よりももっとひどい、母親らしくない様子でした。 冷蔵庫の中もからっぽで、いつ何を食べたのか聞いてもうる覚えで、風呂場も汚れており、日時も良く分かっていないようでした。服薬もうまくできていないのか、つい最近の薬が残っているのでした。それで先日、味野医院に慌てて電話を入れた次第です。
お答えします
 今回のように「急激に認知症のような状態になった」場合は、うつ病の悪化も考えられますが、まずは慢性硬膜下血腫などの頭部の疾患の可能性もあるため、念のため総合病院に受診していただき、頭部や身体疾患の精査を行っていただくことになります。
 原因となる頭部や身体疾患がなかった場合には、うつ病の悪化と考え、うつ病の治療をおこなっていくことになります。うつ病により認知症に似た「今までの様子と違って、家事・記憶能力も低下し、SOSを発信する意欲もない」状態になることがあり、その場合はうつ病の治療により改善する可能性があります。
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