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 医療連携のご案内
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心のケアについて

当院は、地域の方々のメンタルヘルス向上のために、他科のかかりつけの先生方、プライマリーケアの先生方とも連携しながら精神疾患の早期発見・早期治療に向けて取り組んで参りたいと思っております。

◆下記のような症例につきましては当院への紹介をご検討ください。
患者さんご自身より当院へ予約の電話をいただく形でも、緊急時には先生方より直接ご紹介の連絡をいただく形でも対応させていただきます。
先生のご治療中の身体疾患につきましては引き続きの御高療をいただきながら心療内科・精神科領域についての併診をさせていただきたく存じます。

  1. 不眠が持続し改善しない症例
  2. うつ症状を認める症例:食欲低下、気持ちの落ち込み、意欲の低下、何をしても楽しめない、希死念慮など
  3. 不安症状を認める症例:心気的訴え、動悸や過呼吸等の自律神経症状、パニック発作、持続する強い不安、強迫症状など
  4. 診断に迷われる多彩な愁訴がある症例
  5. 症状の遷延化・難治性、不安・焦燥の強い症例
  6. 抗不安薬や睡眠剤が2剤以上に増えた多剤併用症例
  7. 幻覚や妄想の症状が認められる症例
  8. 躁状態を呈しているケース
  9. など
心のケアについて

不眠症の場合にも、身体疾患に伴う不眠や精神疾患が背景にある場合など多彩であります。下記のような鑑別を行いながら他科の先生方と連携しながら不眠症の診療も行っております。

  • 睡眠時無呼吸症候群
    耳鼻科的およびプライマリケア的診断が普及いたしました。
  • 睡眠関連運動障害
    レストレスレッグス症候群(むずむず肢)、周期性四肢運動障害の治療も神経内科のみならずプライマリ的にも進んで参りました
  • 身体疾患による不眠
    痛み・かゆみ・鼻づまり・気管支喘息の発作などに対する基礎疾患の治療がまず必要
  • 治療薬による不眠
    処方内容・服用のタイミングの検討が必要
  • 精神疾患による不眠
    うつ病・うつ状態、不安障害、適応障害、統合失調症、躁うつ病などの鑑別が必要
  • 概日リズム睡眠・覚醒障害(体内時計のずれ)
    体内時計の遅れ…高校生〜一般に多い
    体内時計の進み…高齢者に多い
  • 睡眠に対する生活のまちがいが無いかの検討
    軽い睡眠薬では改善されない場合や、多剤の要求のある患者さんに対しては睡眠に関する生活指導を要します。認知行動療法的アプローチによる睡眠制限法も有効です。

対応に苦労なさる患者さんは、どうぞ心療内科・精神科にご紹介ください。併診になることを患者さんにお話しいただいて紹介状をお持たせ下さい。患者さんにとっては、主治医と繋がっている安心感を持っての受診になると思います。

心のケアについて

心療内科・精神科疾患の患者さんの中には他科にまず受診される場合も多いと言われています。

他科に受診されても、精神症状(不安・ゆううつ感・意欲や気力の低下・何をしても楽しくない・生きている意味が分からないなど)はこちらから聴き出す診察をしないと、患者さんからは訴えがない場合が多いと言われています。

診療の中で不安や抑うつなどの精神症状の関与が考えられるケースでは心療内科・精神科的疾患をお考え下さりご紹介をお願いいたします。



  • 頭痛
  • 背部痛
  • 腰部痛
  • 筋肉痛
  • 腹痛
  • 膀胱・陰部痛
など、痛みの場所があちこち移動することもあります。
(文献air.J.et.al:Arch.Intem.Med2003)

心のケアについて

(文献 尾崎紀夫:「こころ」と「からだ」について精神障害と身体疾患との関係、現代医学2004)


当然ではありますが身体病をもった方の方が、もたない方よりもうつ病・うつ状態になるリスクは増えております。

「病気が有れば、くよくよするのは当たり前」とお考えになられず、うつ病・うつ状態ではないかということを念頭にご診察ください。

うつの治療により、思考が前向きになり、基礎疾患に対する治療意欲が増し、痛みなど が軽減し、基礎疾患の病状事態が良くなることもしばしば経験致しております。

自立神経症状を呈する精神疾患

他科を受診される初期の精神疾患の患者さんが訴えられることの多い症状は、自律神経症状です。
すなわち頭痛、めまい、倦怠感、微熱、寒気、動悸、発汗、胃部不快感などです。 身体的な検査で異常を認めない自律神経症状が持続する場合には下記のような精神疾患を認める可能性があります。

  • うつ病、うつ状態、躁うつ病などの気分障害
  • 不安障害
  • 適応障害
  • 統合失調症あるいは妄想性障害などの精神病圏の方
など
心のケアについて

目や耳や鼻や口は非常に繊細な感覚器官ですので、敏感でいろいろな症状が出やすい場所です。
原因疾患を鑑別された後は、精神疾患にもご配慮ください。

  • 頭痛・頭重感
  • 耳鳴り
  • 眩暈
  • 口腔異常感……虫歯が無いのに痛い、イガイガ感など
  • 舌痛症
  • 味覚障害
  • 咽頭・喉頭異常感症……イガイガ感、異物感、喉の狭窄感など
  • 後頸部・顔面のしびれ感・凝り・痛み
など
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